顔のたるみによる目元のシワやほうれい線は、できてしまうと残念な事にいくら着飾っても老けて見られがちです。できる事なら自分で解消したい悩みの一つですよね。毎日少しづつ、エクササイズを行うことで、顔のたるみによる目元のシワ、ほうれい線の予防、解消法につながります。その方法を紹介します。
顔のたるみによる目元のシワについて
目の下の脂肪は、体質的に多い人と少ない人がいます。もともと目の下の脂肪が多い人は、たるみやクマができやすい傾向があります。目の下のたるみは、加齢に伴って眼輪筋などの目の周りの筋肉が退化し、支えられなくなった脂肪が重力に従って下へ下へと垂れていくことで起きると考えられています。
更に、加齢により血液やリンパの流れが滞り余分な脂肪や水分が排出されないと皮下組織の脂肪層の重量が増加する為、目の下のたるみは加速してしまいます。
顔には30以上の細かい筋肉があります。他の筋肉と同様に使われないと衰えるばかりか、こわばって動かなくなってしまいます。筋肉に関しては、歳だからとあきらめる必要はありません。何歳になっても鍛えることができるのです。大事なことは、効果的に、地道に続けることにあります。
瞬きの動作に眼輪筋ではなく、前頭葉(おでこの筋肉)を使っていると、だんだん眼輪筋は衰えていき目の下、上まぶたのたるみや、目尻のシワといったトラブルが発生してしまいます。おでこに横ジワができていたら、瞬きに眼輪筋ではなく前頭葉を使っている証拠です。早めに「悪い表情グセ」を直して、意識して眼輪筋を使うよう心掛けることで目元のたるみ、シワが改善されます。
顔のたるみよる目元のシワ改善のためのエクササイズ
1. 頭皮のマッサージから始めましょう。頭皮は、顔から続いている1枚の皮膚です。
頭皮がこわばっている方ほど顔の筋肉への効果も期待できます。
まず、ゆっくり深呼吸をします。
①小指の側面をこめかみにあて、そこを軸に頭全体を揉みほぐしていきます。親指で、首のコリもほぐします。
②次にこめかみに親指をあて、親指を軸に残りの指4本を前髪の生え際に指を並べて4本だけで揉みほぐしながら頭頂部を目指しながら指をずらしつつ軽く押し進みます。
③最後に耳の上で髪の根元を全体につかむ感じでゆっくり引き上げていきます。髪の毛を上に引っ張り挙げて、時間があれば頭全体にしていくとかなりすっきりします。
深呼吸して終わりです。
2.眼輪筋エクササイズ
①ウィンクエクササイズ
頬骨の上を人差し指で軽く押さえながらウィンクします。
左右で弱い方がよくわかります。弱い側がたるみやすいので、回数を少し多めにすると良いです。
②眉毛エクササイズ
姿勢を正して正面を向き、ギリギリまで目を細めます。→瞼を意識して細めます。目尻や目頭にシワがある様だと瞼以外にも力が入っていて逆効果なので、鏡などで確認して下さい。
その状態のまま眉毛を上げます。自然呼吸で10秒キープします。
③ピースエクササイズ
目頭に中指、目じりに人差し指のピースを優しくあてます。この状態で白目をむくように黒目をできるだけ上に上げます。
目を細めた状態で10秒ほどキープします。
④上まぶたで瞬きエクササイズ
親指以外の4本の左右両方の指でおでこ全体を押さえます。
絶対におでこを動かさないように、思いっきり限界まで目を開きます。そのまま3秒キープ。これを10回繰り返します。
顔のたるみによるほうれい線改善のためのエクササイズ
1.グルグルペロ回しエクササイズ
ベロを回すだけの簡単なエクササイズですが、ほうれい線だけでなく様々な効果が期待できます。顔の表情を明るく若々しく保つためにも続けることが必要です。
口を閉じたまま舌を歯と唇の間に入れます。
黒目と一緒に舌をゆっくり回します。ほうれい線の部分は、内側からシワを伸ばす様な感じで舌を回します。左右3回づつ回します。
これだけでもかなりのどの筋肉がつるように痛く感じると思います。そのようになったら、筋肉に効いているということです。
グルグルベロ回しエクササイズは、顔のたるみ以外にも効果があります
グルグルベロ回しエクササイズは、様々な効果があります。
▼ほうれい線を目立たなくする効果
舌を回すだけで口の周りの筋肉が鍛えられます。血行も促進されます。新陳代謝も促されますので、ほうれい線を目立たなくする効果があるのです。
▼二重あごも解消
舌を回すことは口周りの筋肉に良い影響があるだけでなく、顎舌骨筋を鍛える効果があります。この筋肉は二十あごを予防するために重要な筋肉です。これを鍛えることであごの下でブヨブヨになったぜい肉を取り除く効果が期待できます。
ベロ回し体操に加えて、舌で上あごの歯茎を20秒間強く押すベロ押し体操を組み合わせると、更に効果が上がります。
▼顔の歪み改善
舌を動かすと顔の筋肉がそれぞれ連動して動くので、顔の歪みを整えるという効果もあります。左右が均等に動いていなかったり、なんとなく顎が歪んでいるように感じている人は実践してみて下さい。
2.アイウー体操
顔の筋肉を鍛えるという意味でも、ベロ回し体操と合わせてアイウー体操も実践すると効果的です。あごの下の顎舌骨筋は舌を支えている筋肉ですが、普段はあまり使われていないために弱くなっています。この顎舌骨筋が弱くなると頬を支える筋肉も小さくなり、たるみやほうれい線の原因となるのです。
口の周りや顎の下の筋肉を鍛える為に以下のエクササイズを試すことで、たるみやほうれい線への効果が期待できます。
・できるだけ大きな口を開けて、10秒間「ア」を言う時の口をする
・次に10秒間、口をできるだけ横に開き「イ」をいう時の口をする
・最後に10秒間「ウ」の口にする
これをワンセットとして、5セット行います。使われていない筋肉は、衰えていく一方です。そして、顔のたるみの原因となってしまうのです。積極的にエクササイズをして、筋肉を使うことに心がけましょう。
筋肉を使った後は、肌に優しい化粧品でのケアをおすすめします。以下の記事も参考にして下さい。