顔のたるみなどを改善する美容治療として、サーマクールCPTは良く耳にする言葉です。皮膚の下を43度くらいに温め引き締めるという治療です。痛みを伴う他の美容治療に比べて、麻酔なしで受けられ治療として利用する方も増えたようです。
最近は、同じ様な治療マシーンが出てきているようで、事前に、治療前のカウンセリングは、必須ですが、その前にどんなものがあるの?と考えてしまう方に、良いと言われていエンディメッドとテノールの効果について記事にしてみました。
美容治療について以下の記事も参考にして下さい。
kaotarumi-taisaku.hatenablog.com
顔のたるみケアに効果的なラジオ波の種類
皮膚を温める高周波として、ラジオ波はエンディメッド・プロにもテノールにも使われています。ラジオ派には、モノポーラー(ユニポーラー)、バイポーラー、マルチポーラーがあります。
皮膚の深い部分にまで熱を伝えることができるのはモノポーラーです。マルチポーラーは多数の電極で浅いところも深いところも効くと言われています。ラジオ波は、流れやすいところを流れるため(脂肪層はラジオ波が流れやすい)、理論的にはバイポーラーやマルチポーラーでは脂肪層の表面がメインで熱が加わります。
顔のたるみに効果のあるエンディメッド・プロとは
サーマクールCPTは、麻酔なしで受けられるとは言うものの、やはり痛みはついてくるのです。それが、治療を受ける時のストレスとなり、サーマクールCPTの欠点でもありました。そして、サーマクールCPTより痛みがない治療で話題になったのがエンディメッド・プロなのです。
サーマクールCPTよりエンディメッド・プロの方が治療マシンとしては、高額ですが、痛みのない治療をすることを目的として、敢えてエンディメッド・プロを購入するクリニックもあるほどです。エンディメッド・プロの大きな特徴は、痛みが全くないことです。
エンディメッド・プロのラジオ波は、マルチポーラーが使われています。磁場も同時に発生させて、温める深さを調節させるようですが、詳細な理論については公表されていないようです。コラーゲンの層の真皮に強くエネルギーとして到達させることが可能で、特殊な構造により痛みは全くないようです。むしろ気持ちが良くて眠れるほどだと言います。
更にうれしい特徴として、サーマクールより早く効果を実感することできる点です。施術の際の痛みが楽という点で、続けやすく、より強いエネルギーをコラーゲンの層の真皮にかけることができます。表面のダメージがほとんど無い為、即効性を重視した短時間に重点的に治療するメニューを作ることができるということです。
また、ちょっとでもラジオ波の流れに異常が生じると機械が停止する仕組みになっている様で、ピリっとした痛みなどを感じることが非常に少なく快適のようです。
即効、顔のたるみ改善を希望する場合は、週に1回のペースで連続で治療して。早期に大きな変化を出すことも可能ということです。費用的には、クリニックにより差はあると思いますが、3~4万円程と考えておくと良いようです。
顔のたるみに効果のあるテノールとは
テノールは、部分痩せを可能にした高周波治療器です。テノールのラジオ派は、ユニポーラーが使われています。皮膚表面を引き締める為にもバイポーラーも付いている様です。熱が真皮層に届き、線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンの生成・再生を促す為、肌のハリ、タイトニング、脂肪、セルライトを少なくするなど様々な効果が得られるとされます。
施術は、熱エネルギーを皮膚下にあてるため、熱さを感じることもあります。ウルトラアクセントなど他の医療機器との併用も多くされます。治療部位は、主に顔、首、デコルテ、二の腕、お腹、太ももなどが可能です。
クリニックのほとんどは、テノールも置いてあるとことが多いため、どこでも治療ができて、値段もエンディメッド・プロより安いというメリットがあります。費用は、クリニックにより差はありますが、2~3万円程と考えておくと良い様です。
テノールは、痛みはないですが、一箇所にとどまって当てられると熱いと感じる時があります。やはり多数の経験をされている方に施術してもらう時は、熱さを感じないでできたりと、担当者によって感じ方が違うようです。
顔のたるみケアはどちらも効果あり
顔のたるみの改善としては、どちらも効果があると考えて良いと思います。ただ、美肌効果という点から考えると、エンディメッド・プロの方が効果があるかもしれません。毛穴ケアや深いシワへの効果も期待できます。テノールは、部分痩せと言う点から造られているマシンなので、引き締めるという点で顔たるみ改善効果は期待できますが、毛穴ケアまでは行き届かないと考えた方が良いと思われます。
自分がどうなりたいかによって目的が変わってくると思いますので、事前のカウンセリングでは、はっきりとした目的を伝えることが大切です。