「カッサ」って最近、良く耳にしますが、何だかわかりますか?私は、自分で調べるまで全然知らなかったのですが、自分で経絡の流れをスムーズにするために専用のマッサージプレートを使って、マッサージする事だったのですね。2500年前から中国で行われてきた民間療法だというので、歴史あるものなのですね。
専用の板を使って皮膚の経絡や反射区を擦って刺激することで、毛細血管に圧を加えて血液の毒を肌表面に押し出し、経絡の流れを良くすると言うものだそうです。いわば、東洋医学的なデトックスである言われています。
そのカッサが、顔のたるみ、ほうれい線改善にも効果的ということで、自分で手軽にできるものなのか、プレートの選び方とかあるのかなどを記事にしてみることにしました。
顔のたるみケアに効果のあるカッサとは
カッサは、カッサプレートで皮膚をこすり、経絡の流れをスムーズにし、体内の気・血・水のめぐりを整えていく療法です。基本的には、経絡の流れに沿って行います。腕や脚のカッサの方向は、基本的には内側は下から上へ、左側から先にカッサするというのが原則のようです。目的によっては、違う方向にカッサする場合もあります。
中国では、昔から行われている伝統的な民間療法のようで、中医(中医学・東洋医学のお医者さん)も療法としてカッサを行っていることが多いようです。様々な効果があると言われていますが、ここでは、特に、美容効果についてお話しようと思います。
▼カッサの美容効果
●リフトアップ効果
●小顔効果
●小じわ・ほうれい線などを薄くする効果
●顔のくすみをとって白くする効果
●血色が良くなり、健康的に顔色が良くなる効果
●顔の筋肉のマッサージにより、たるみがとれる効果
顔のカッサをするとリフトアップされてむくみがとれ、小顔になると共に、くすみが取れて白くなったと感じられる方や顔がポカポカして血色が良くなり、小じわが取れたり、ほうれい線が薄くなったりしたと感じられる方が多いようです。
また、目が大きくなったと感じられるとともに、目の疲れが取れたと感じられる方もいるようです。
顔のたるみ、ほうれい線に効果があるカッサプレートの選び方
カッサプレートには、素材も形もいろいろあるようです。
▼素材
●水牛角/牛角:やわらかく温もりがあり、プロも採用する天然素材、高温多湿や乾燥にやや弱いです。
●陶磁器:なめらかで優しい肌触りです。衝撃に弱いです。
●木:使う程に見た目の滑らかさが増しますが、水分や湿気で反り返ることもあります。
●プラスチック:廉価で手に入りやすい。ビギナー向き
▼豊富な形:マッサージのしやすさや持ちやすさを追求しています。
●櫛形:櫛部分は頭皮のカッサ向きです。逆サイドは、ボディに、横のカーブは顔に使用します。
●羽型や魚型:全身に使えるオールマイティなタイプです。ギザギザ部分を頭皮に、大きな曲線はボディや顔の広い面に使用します。細い部分は目の周りなどに使用します。
●眉型:顔に使用できます。幅広部分をおでこや頬など広い面に使い、細い部分は、目頭など細部のカッサやツボ押しに使用できます。曲線部分を顔の輪郭に当ててリフトアップに使えます。
●長方形型:顔やボディに向いています。長い辺は、ボディあど広い面に使い、短い波型の部分で顔に使用します。
●ツボ押し棒型:片側の突起が顔うあ足裏などんのツボ押し全般に向いています。逆側の細いへら状パーツで顔などの細かい部分のカッサに向いています。他のプレートとセットで使われていることが多いです。
●特大円錐型:他の人に施術する際に活躍します。しっかりホールドできて、背中や脚など広い面に向いています。
●無痕カッサプレート:経絡のつまり部分に浮きあがる赤いカッサ痕が残らないように開発された画期的なタイプです。
以上のように、素材や形が多様なカッサプレートですが、その違いによって美容効果を大きく左右することはないと考えられています。基本的に肌触りやあたりの強弱など、好みに合わせて選ぶことが大切です。
また、プレートの素材によって重さが異なります。セルフケア用なら特に、手に持った時にしっくりなじみ、使いやすさを感じるかどうかも大切なポイントです。更に消毒を頻繁に行う場合には、ある程度の耐久性も必要になります。
顔、頭、ボディなど、カッサを行う部位によって適した形がありますので、使いやすいように複数のプレートを併用することで効率よく効果を得ることができます。柔らかくて、温かみがあり、清熱解毒作用があると言われている黒水牛角製のプレートは、プロのセラピストも多数採用していると言われる人気の素材だそうです。
カッサプレートを使うメリットは、力を入れずに比較的広い面積を一度に刺激できることです。こすった部分が「痛気持ち良く感じる程度」これが上手な力加減の目安です。凝りのある部分ほど痛みを感じますが、その部分も決して力を入れ過ぎず優しくマッサージすることで効果を得ることができます。
顔のたるみケアに効果のあるカッサのやり方と注意点
カッサマッサージの目的は、エネルギーの通り道だと言われる経絡の滞りを無くし、身体を構成する3要素の気・血・津液をスムーズに流すことです。経絡の流れが促進されることで体内バランスが整い、美容効果が期待できるようになります。
▼準備するもの
●専用のカッサプレート又は代用として陶製のレンゲ
●潤滑剤(クリームや乳液など)
▼顔のカッサマッサージ
お風呂上りなど、血行が良くなっている時に行うと効果的です。肌を保護するために、マッサージする場所には、あらかじめ潤滑剤をたっぷり塗っておきます。どの部位についても、基本的に経絡の流れに沿ってこすります。プレートは、一定の方向へ動かし、腕や脚など部位が左右にある場合には、左側から先に、次に右側をマッサージします。
顔の皮膚は、薄くてデリケートなので、毛細血管を傷付けないように注意することが大切です。顔の中心から外に向けて流していきます。
詳しいやり方は、以下の記事を参考にして下さい。
kaotarumi-taisaku.hatenablog.com
顔のたるみ、ほうれい線に効果的なエクササイズも一緒に参考にして下さい
kaotarumi-taisaku.hatenablog.com
▼アフターケアー
カッサマッサージの効果を最大限に得る為には、アフターケアーも大切です。
●マッサージの後は、10分~20分くらいの休憩をしっかりとる
●身体をできるだけ冷やさない
●代謝が上がっているので水分補給をしっかりとる
▼カッサをする際の注意点
高い美容効果のあるカッサですが、やり方を間違えると悪い影響が出る可能性があります。
◆やってはいけないこと
●食後30分以内の施術
●リンパのあるところへの強い刺激
●施術後い身体を冷やすこと
●施術後に油っこい食事をすること
◆カッサを控えた方がよい人
妊娠中の人、子供や年配者、皮膚病や心臓疾患のある人、糖尿病の人、皮下出血のある人、血友病の人
上記以外の人でも身体に何らかのトラブルを抱えている人は、セルフケアでのカッサマッサージは控えて、経験豊富な専門医やセラピストに相談することが大切です。