顔のたるみケアの始め方!コラーゲン、プラセンタ、セラミド、炭酸は効果あり?

顔のたるみ、ほうれい線にコラーゲン、注射、セラミド、炭酸、その他について効果があるのかを伝えています。

顔たるみケアにセラミド配合化粧水は効果あるのか?

セラミドとは、人間の肌の角質層に存在し、紫外線や細菌、アレルギー源などの刺激から肌を守るバリア機能を持つ成分です。更に、肌の潤いを保つ保湿効果がある成分として化粧品などに配合され話題になっています。最近では、アトピー性皮膚炎などの症状に対しても高い効果があるとして期待され、研究が行われています。

 


今では、セラミド配合の化粧水は、多数販売されています。どのようなものを選べば、顔たるみ、ほうれい線改善に効果があるのかを記事にしてみました。私も、セラミドには興味があり、試してみたんですよ。その時のことは以下の記事に触れています。

 

kaotarumi-taisaku.hatenablog.com

 

顔のたるみケアに効果のあるセラミドとは

 

f:id:maemukiworld:20161217012233j:plain

 

 

肌の角質層は、わずか0.02㎜しかありませんが、皮膚の潤いを逃さず、外部刺激から肌を守るとても大切な役割を果たしています。この角質層にある細胞は、ケラチンというたんぱく質でできていて、ブロックのように並んでいます。このブロックをより強固にするために、ブロック同士を固める役割を果たしているのが細胞間脂質です。

 


セラミドは細胞間脂質の50%を占める主成分であり、このセラミドの量が外部刺激から肌を守るバリア機能や水分保持の働きに大きく作用し、肌に潤いやハリ、弾力などをもたらすと言われています。

 


セラミドは、肌のターンオーバーと呼ばれる細胞の生まれ変わりに伴って生み出されます。ターンオーバーとは、表皮の一番奥にある基底層から表皮細胞が生み出され、分裂を繰り返しながら角質層まで上がっていき、最終的には垢となって剥がれ落ちるという一連の流れのことです。

 


基底層から生れてすぐの細胞には核があり、セラミドが細胞の中に含まれています。ターンオーバーで細胞が押し上げられて肌の最も表面にある角質層に到達した時に、細胞は核がなくなり死んでしまいます。その時に細胞内のセラミドが角質層内の細胞間脂質に放出されることで、角質層にセラミドが存在するようになるのです。

 

 

顔のたるみ、ほうれい線に効くセラミドの種類と性質

 

f:id:maemukiworld:20161217012639j:plain

 


人間の皮膚の角質層には6種類のセラミドが存在していることが明らかになっています。それぞれの種類には、それぞれの役割があります。


セラミド1:外部刺激に対する優れたバリア機能、水分保持機能
セラミド2:高い水分保持機能
セラミド3:水分保持機能、シワの深さを軽減する機能
セラミド4:角質の脂質バリア層の構築と維持をする機能
セラミド5:角質の脂質バリア層の構築と維持をする機能
セラミド6:水分保持機能、角質層の自然な剥離を促し、シワの深さを軽減する機能

セラミド6Ⅱ:水分保持機能、角質層の自然な剥離を促し、シワの深さを軽減する機能 

セラミド7:細胞の増殖分化をコントロールし、皮膚に存在する菌のバランスを整える

 


人間の肌に最も多く含まれているのはセラミド2です。全体のセラミドの約21%と言われ、肌に及ぼす影響力が非常に高いと考えられています。一方、セラミドが不足すると肌のバリア機能は効力を失い肌の水分が逃げるだけでなく、外からの刺激を受けやすくなります。

 

 

特にセラミド1、3、6の減少は、皮膚を過敏にし、ドライスキン、角化症、魚鱗癬アトピー性皮膚炎などの原因になると言われています。また、セラミド3と6は加齢とともに減少することが確認されています。

 


セラミドは油の一種です。セラミドはその化学構造より油と馴染みやすい部分と水と馴染みやすい部分がある為、水分を抱え込むことができるという特徴があります。

 


セラミドの分子が細胞間で一定の方向に隙間なく並び、積み重なった層状構造を形成し、水分は層の間に保持されています。これをラメラ構造と言います。セラミドは、このラメラ構造を形成することで、角質層は保湿効果とバリア機能を発揮しています。

 


セラミドの減少によってラメラ構造が崩れると、細胞間脂質が角質細胞を支えられなくなり、角質層に隙間ができてしまいます。その為、バリア機能が弱まり、汚れや細菌などが侵入しやすい状態になります。すると、かゆみや炎症などの症状が発生する為、角質層が更に傷つき、皮膚の水分の蒸発が進み、乾燥してしまうという悪循環が起こり、乾燥肌や敏感肌、肌荒れなどを引き起こします。

 

 

顔のたるみケアに効くセラミド化粧水の選び方

f:id:maemukiworld:20161217013302j:plain

 

 水分保持機能に優れているセラミドを配合した化粧水には、様々なものがあります。効率よく顔のたるみ、ほうれい線に効く化粧水を選ぶ為に、以下のポイントに気を付けることをおすすめします。

 


①ヒト型セラミド配合の化粧水を選ぶ


セラミドは、「天然セラミド」や「植物セラミド」などといった分類があります。その中でも、おススメなのが「ヒト型セラミドです。ヒト型セラミドは、人の持つセラミドと同じ構造のため、浸透し易く保湿効果が高いです。また、低刺激で肌に優しく、敏感肌・アトピー肌でも使えます。

 

 

セラミドの配合量が多い化粧水を選ぶ


セラミドの効果をしっかりと得る為には、配合量が多いものを選ぶことが大切です。確認するポイントを抑えて、選ぶことをおすすめします。


●価格が1本3,000円程度以上であること→ヒト型セラミドは値が張る成分のため、あまり安価なものだと十分な量が配合されていない可能性があります。


成分表示欄の10番前後までにセラミドの表示がされていること→成分表示は配合量順に書く事になっている為、セラミドの表示位値が低いものは十分な量が配合されていない可能性があります。


セラミドの成分は、とろみがある為、とろっとしたテクスチャーの美容液は高配合の可能性高いです。

 

 

③水溶性の美容成分が一緒に入っている化粧水を選ぶ


セラミドは保湿成分の中でも最も効果的名成分だと言われていますが、加えて他の保湿成分も一緒に配合されている美容液は、さらなる相乗効果を期待できます。


代表的な保湿成分として、ヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸グリセリンなどが挙げられます。こうした成分が含まれているかどうかも成分表示欄で確認することをおすすめします。


以上、3つのポイントを確認することで、顔のたるみ、ほうれい線に効果的な化粧水を選びやすくなると思います。セラミドのパワーを借りて、いつまでも若々しい肌で過ごしましょう。